2011/06/11

Oracle実習セミナー行ってきました(Part1)

@Guutara さまにお声がけいただき、Oracle のパフォーマンスチューニングに関する貴重なセミナーに参加させていただきました。

  • 実習セミナー:Oracle DBの特定の処理のレスポンス遅延を調査・解決 | oracletech.jp
    本勉強会は、Oracleデータベースのシステム統計データを用いた調査の経験をして頂くことを目的とし、調査演習を中心として、調査のポイントや調査結果をわかりやすく解説しながら進めていく形式となっています。また、ソフトバンクグループ通信事業のデータベースを担当するエンジニアが今まで培った経験を踏まえて解説しますので、実業務でもすぐに役立つ知識が身につきます。


講師は PS ソリューションズ 加藤さま。わずか3年半の業務の中で Oracle Master Platinum を取得され、サポートエンジニアの資格もお持ちとのこと。すごすぎます。

お題は、「レスポンスが遅いんだけど」という問合せがきました。OS、DB に障害は発生していませんし、OS リソースにはとくに問題ありません。以下の情報が手元にあります。さー皆さん考えてみましょう!

  1. レスポンスが遅いときの AWR レポート
  2. 通常時の AWR レポート
  3. Active Session History(ASH) から抽出した時間ごとのアクティブセッション数のログ

  • 演習1 (20分)
    • DB の稼働状況は、どのような状況ですか?
    • DB の稼働状況より、障害の原因としてどのようなことが考えられますか?
    • 次に調査すべき項目は何ですか?
  • 演習2 (10分)
    • どのような状況ですか?
    • 現在の状況より、障害の原因としてどのようなことが考えられますか?
    • 次に調査すべき項目は何ですか?

白状します。statspack は何度か見たことありますが、なんとなく、あー待機イベント一番上にファイル I/O 来てるねー、あーあの表領域アクティビティ高いねー、あーやっぱりあの SQL 上位に来るよねー、という程度の見方しかしてませんでした。課題の AWR レポートを見ても、まず時間のかかっている SQL ってなんだろう?あ、SELECT FOR UPDATE してる!あ、enq: TX - row lock contention 来てる!で思考が止まってしまって、課題である CPU 使用状況やワークロードについて、受講者代表の方のように理路整然とまとめることが出来ませんでした。。。

いままでは、top や sar などを見て、なんかいつもと違うな、こうすれば上手くいくかも、という KKD に頼って場当たり的な対応しかしてないことがよーく分かりました。ユーザ部門からの問合せに調査して回答する側の立場ですが、幸か不幸かそれほど性能問題に直面したことが無く、「なんとなく遅い処理があるんだけどちょっと見て〜」「ちょっと見たらこんな感じでした〜」というヌルい対応しかしていない自分を恥じました。ホコリをかぶりつつある『ORACLE MASTER Expert [パフォーマンス・チューニング]編』をまずは開こうかなと思いました。まる。

今回のセミナは来週に続きの演習3〜5がありますが、今日の演習でも得られることは多くありましたので非常に楽しみです。@Guutara さまをはじめ PS ソリューションズの皆様、会場を提供いただきました Oracle 関係者の皆様、ありがとうございました。

P.S. 懇親会もとても楽しかったです!オブザーバーである @kouji_s_0808 さま、@wrcsus4 さまをはじめ、twitter で気になるあの方この方とご挨拶できて幸せでした。来週も楽しみにしています!

演習用の PC(HP mini)で何年かぶりに日本語キーボード触りました。Enterでかすぎ!カッコの位置違う!プンプン!Ubuntu の Unity も初めて使ってみましたが、Anthy の日本語変換など、普段使っていないのでメモに苦労しました。。。それと、エディタが gedit しか使えないのは悲しかったです。AWR レポートのように比較する類のものは vim で左右分割して〜というのが常でしたので。。。と道具にばかり文句を言う自分が悲しくなりました。。。

次回のレポート。

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